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【VPS構築記・第3日目】WordPressの裏側を強固にする!メール設定の落とし穴と自動バックアップ・画像最適化の全記録

VPSとWordPressを立ち上げる記事のアイキャッチ

前回はConoHa VPSにWordPressをインストールし、SWELLを導入するまでの「サーバー構築編」をお届けしました。

今回は、サイトを本格的に運営していくために絶対に避けて通れない「メールの送信設定」「自動バックアップ」、そして「画像・動画の最適化」という、裏側のインフラ構築に挑んだ記録です。
数々の「設定の罠」にハマりながらも、プロ仕様の安全で快適な環境を作り上げました!

目次

1. メール送信インフラの構築と「ライセンスの罠」

お問い合わせフォームからの通知などを確実に受け取るため、最初は「Microsoft 365 開発者プログラム」のAPIを使って、無料で高機能なメール送信インフラを作ろうとしました。
Azureでアプリを登録し、APIのアクセス許可を与え……と順調に進めていたのですが、ここで重大な事実に気づきます。

「開発者版を本番のビジネス環境で使うのは、明確なライセンス違反になる」

個人のお試しならともかく、今後サイトを運用していくならコンプライアンスは最優先です。ここは潔く、ビジネススタンダードであるGoogle Workspaceを正規契約して基盤にする方針へ切り替えました。

2. お名前.comのDNS設定「見えない罠」を攻略

Google Workspaceで自社ドメイン(puffin.jp)のメールを使うためには、ドメイン側(お名前.com)のDNSレコードを設定する必要があります。

ここで最大のトラップが発動しました。一般的にDNS設定でホスト名を指定しない場合は「@」を入力することが多いのですが、お名前.comの場合は「ホスト名を完全に空欄にする」のが正解だったのです。

  • TXTレコード(所有権の証明など): ホスト名は「空欄」
  • MXレコード(メールの受信先): ホスト名は「空欄」、値に smtp.google.com
  • SPFレコード(迷惑メール対策): ホスト名は「空欄」

この独自の掟さえ知っていれば、DNS設定は怖くありません!

3. Google Workspaceの「ドメイン登録済み」エラーと仮運用

いざGoogle Workspaceを新規契約しようとしたところ、「このドメイン名はすでに使用されています」というエラーが発生。過去に何らかのGoogleサービスでドメインが登録された履歴が残っているのが原因でした。

Googleへ「ドメイン解放申請」を行い、解除されるのを待つことになりました。
ただ、サイト構築の手は止めたくなかったので、一時的な仮の受け皿として以下の体制を整えました。

  • 受信側: プライバシー重視で軽量なメールサービス「Fastmail」を活用。
  • 送信側: 無料で送信ログが残せる神プラグイン「FluentSMTP」を導入。

4. サイトの命綱「UpdraftPlus」で自動バックアップ

VPSでの運用は、何かの拍子にデータが飛んだらすべて自己責任です。サーバーが壊れても復旧できるように、外部(Googleドライブ)に自動でバックアップを取る仕組みを作りました。

UpdraftPlus の設定手順

  1. プラグイン「UpdraftPlus」をインストールして有効化。
  2. 「設定」タブから、ファイルとデータベースのバックアップスケジュールを「毎日」に設定。
  3. 保存先に「Google Drive」を選択し、Googleアカウントで認証・連携。

これで、もしカスタマイズに失敗して画面が真っ白になっても、いつでも昨日の状態に完全復活できる「最強のセーブポイント」が完成しました。

5. サーバーをパンクさせない!画像と動画の最適化ルール

VPSの限られた容量を守り、サイトの表示速度を爆速に保つために、メディアの扱い方をルール化しました。

画像の最適化(EWWW Image Optimizer)

スマホで撮った巨大な画像をそのままアップロードするのは、サイトが重くなる原因です。そこで「EWWW Image Optimizer」を導入し、以下の設定を行いました。

  • 自動リサイズ: 上限を「1920px」に設定し、無駄に大きい画像を自動縮小。
  • WebP(ウェッピー)変換: 次世代フォーマットへの自動変換をオンに。

この設定により、見た目は綺麗なままファイルサイズが激ヤセしました!(※SWELL標準の遅延読み込みと干渉するため、EWWW側の遅延読み込み設定はオフにしています)

動画の最適化(プラグインは使わない)

重い動画ファイルを直接アップロードするとサーバーに負荷がかかるため、動画用プラグインは「何も入れない」のが大正解です。

特定のクライアントなど、限られた人だけに動画を見せたい場合は、YouTubeの「非公開」設定(指定したGoogleアカウントのみ招待)を使い、記事内にURLを貼る方法を採用しました。SWELLならURLを貼るだけで綺麗に自動表示してくれます。

おわりに

今回は目に見えない地味な作業ばかりでしたが、これでプロが運用するレベルの強固な土台が出来上がりました!

サーバーとインフラの構築が完全に終わったので、次回はいよいよSWELLの機能をフル活用して、サイトの表側(デザインやトップページの作成)に着手していきます!

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